クールな騎士はウブな愛妻に甘い初夜を所望する
どこまでも突き抜けるような蒼穹と、頬をくすぐる風がとても気持ちいい。そよ風がレティシアの金色の髪をさらって、その毛先を陽の光がきらきらと明るく染め上げていく。
「レティシア、毎日忙しくて、疲れていませんか? 急に出歩くようになったり、慣れない公務で大変でしょう」
ランベールが気遣ってくれる。
国王である彼が一番大変なのに、彼のやさしさはいつになっても変わらない。騎士として側にいてくれたときも、国王として隣に立っている今も。
レティシアは笑顔になり、乱れた髪を耳にかけ、彼の方を振り仰いだ。
「大丈夫。民から元気をもらえたから」
にこりと微笑みかけるレティシアを見て、ランベールは愛おしそうに目を細める。
結婚してから、彼は素直に愛情を示してくれるようになった。それがレティシアには嬉しかった。
「王都のパレードでは見事でした。民の笑顔の数々が……清々しかった」
と、ランベールは感嘆のため息をつく。彼の表情はとても落ち着いていて爽やかだった。
「ええ。ほんとうに」
レティシアも民が笑顔で手を振ってくれていた光景を思い出し、感嘆のため息をつく。
「あなたが光になってくれた、その賜物ですね」
微笑みかけてくるランベールに、レティシアはどきりとする。彼の想いがたくさん詰まった、とても優しい笑顔だった。
それから彼は眩しそうに陽の光に目を眇める。
「私は、あなたにとって太陽の王になれるだろうか」
空を仰ぐランベールの隣に、レティシアはそっと寄り添った。
彼が着ている王の盛装には彼がこれまで培ってきた勲章と略綬がつけられている。
彼は突然、王になったのではない。騎士として国を守り、そしてこれからも守るために王になった。皆より選ばれし人なのだ。
彼は慎ましい人だから、そしていじらしいほどに生真面目な人だから、日々思い悩んでいる。そんな彼のことを、レティシアは支えたいと毎日思う。
「もう、立派にそうなっているわ」
レティシアはランベールを励ますように言った。もちろん本心からだ。
すると、ランベールは強張っていた表情を緩ませ、彼女の腰をやさしく抱き寄せた。
「愛してる。レティシア。あなたを諦めないでよかった」
やさしい声色で囁かれ、レティシアは頬を薔薇色に染めた。
そして、同じだけの想いを込めて伝える。
「レティシア、毎日忙しくて、疲れていませんか? 急に出歩くようになったり、慣れない公務で大変でしょう」
ランベールが気遣ってくれる。
国王である彼が一番大変なのに、彼のやさしさはいつになっても変わらない。騎士として側にいてくれたときも、国王として隣に立っている今も。
レティシアは笑顔になり、乱れた髪を耳にかけ、彼の方を振り仰いだ。
「大丈夫。民から元気をもらえたから」
にこりと微笑みかけるレティシアを見て、ランベールは愛おしそうに目を細める。
結婚してから、彼は素直に愛情を示してくれるようになった。それがレティシアには嬉しかった。
「王都のパレードでは見事でした。民の笑顔の数々が……清々しかった」
と、ランベールは感嘆のため息をつく。彼の表情はとても落ち着いていて爽やかだった。
「ええ。ほんとうに」
レティシアも民が笑顔で手を振ってくれていた光景を思い出し、感嘆のため息をつく。
「あなたが光になってくれた、その賜物ですね」
微笑みかけてくるランベールに、レティシアはどきりとする。彼の想いがたくさん詰まった、とても優しい笑顔だった。
それから彼は眩しそうに陽の光に目を眇める。
「私は、あなたにとって太陽の王になれるだろうか」
空を仰ぐランベールの隣に、レティシアはそっと寄り添った。
彼が着ている王の盛装には彼がこれまで培ってきた勲章と略綬がつけられている。
彼は突然、王になったのではない。騎士として国を守り、そしてこれからも守るために王になった。皆より選ばれし人なのだ。
彼は慎ましい人だから、そしていじらしいほどに生真面目な人だから、日々思い悩んでいる。そんな彼のことを、レティシアは支えたいと毎日思う。
「もう、立派にそうなっているわ」
レティシアはランベールを励ますように言った。もちろん本心からだ。
すると、ランベールは強張っていた表情を緩ませ、彼女の腰をやさしく抱き寄せた。
「愛してる。レティシア。あなたを諦めないでよかった」
やさしい声色で囁かれ、レティシアは頬を薔薇色に染めた。
そして、同じだけの想いを込めて伝える。