クールな騎士はウブな愛妻に甘い初夜を所望する
「ベッドで続きをしましょう。ソファでは狭くてできません」
「えっ。少しずつと言ったのはなんだったの……!」
「今から、少しずつです」
にこり、とランべールは微笑を向けてくる。
「ランベールったら」
レティシアが身をよじるまもなく、ベッドに下ろされてしまい、ランベールは乱れた着衣をさらにくつろげながら、彼女のドレスをまさぐった。
「まだ覚えていない愛し方を、勉強しましょう」
「こ、これから?」
「ええ」
レティシアはおずおずとランベールを見上げた。彼の熱烈な視線からすると、どうやら逃れることはできなさそうだ。
「あなたは私の前で乱れることが恥ずかしいと思っている。けれど、そういうところが好ましいと、私は思っているんですよ」
「きらいにならない?」
「なるはずがありません。どれほど、私が愛しているか、まだ伝わってないようですから、今日は、全力を出させてもらいますね」
不敵な笑みを浮かべ、ランベールはレティシアのドレスを脱がせていってしまう。
「ぜ、全力……ちょっとまって。ランベール」
耳にキスをされて、力が抜けていく。彼はそっと囁いた。
「コウノトリがくるのを望んでいるのでしょう?」
「そ、そうだけど……」
「それなら、私にたくさん愛されてください。愛しい我が妃、レティシア」
ああ、この人がこれほどまでに愛してくれる。
恥ずかしくてくすぐったくて、どれほどでもとろけてしまうから、こんなに蜜月に浸かっていていいのかしら、と戸惑ってしまうのはたしかだけれど、彼に愛されるたびに彼のことが愛しくて、何も考えられなくなってしまう。
「ねえ、私、あなたに溺れちゃいそうよ」
「……蜜月の時間だけは、ふたりで、どこまでも溺れてしまいましょう」
その言葉どおりに、その後レティシアは夫からの並々ならぬ愛に溺れ続けるのだった。
番外編2 毎日あなたに恋をする ~ランベール~
南の国、ルティ王国との外交の帰りに、馬車の車窓から薄桃色のチェリーブロッサムが咲いている農園を見つけたランベールは、ふと妃のレティシアのことを思い浮かべた。
彼女も今日は東西南北の国々の出身からなる貴賓たちと、文化交流に勤しんでいることだろう。
諸外国との交流を深めるために、彼女が提案したことからはじまった、ユーフォリア王国内の月に一回のイベントだ。
「えっ。少しずつと言ったのはなんだったの……!」
「今から、少しずつです」
にこり、とランべールは微笑を向けてくる。
「ランベールったら」
レティシアが身をよじるまもなく、ベッドに下ろされてしまい、ランベールは乱れた着衣をさらにくつろげながら、彼女のドレスをまさぐった。
「まだ覚えていない愛し方を、勉強しましょう」
「こ、これから?」
「ええ」
レティシアはおずおずとランベールを見上げた。彼の熱烈な視線からすると、どうやら逃れることはできなさそうだ。
「あなたは私の前で乱れることが恥ずかしいと思っている。けれど、そういうところが好ましいと、私は思っているんですよ」
「きらいにならない?」
「なるはずがありません。どれほど、私が愛しているか、まだ伝わってないようですから、今日は、全力を出させてもらいますね」
不敵な笑みを浮かべ、ランベールはレティシアのドレスを脱がせていってしまう。
「ぜ、全力……ちょっとまって。ランベール」
耳にキスをされて、力が抜けていく。彼はそっと囁いた。
「コウノトリがくるのを望んでいるのでしょう?」
「そ、そうだけど……」
「それなら、私にたくさん愛されてください。愛しい我が妃、レティシア」
ああ、この人がこれほどまでに愛してくれる。
恥ずかしくてくすぐったくて、どれほどでもとろけてしまうから、こんなに蜜月に浸かっていていいのかしら、と戸惑ってしまうのはたしかだけれど、彼に愛されるたびに彼のことが愛しくて、何も考えられなくなってしまう。
「ねえ、私、あなたに溺れちゃいそうよ」
「……蜜月の時間だけは、ふたりで、どこまでも溺れてしまいましょう」
その言葉どおりに、その後レティシアは夫からの並々ならぬ愛に溺れ続けるのだった。
番外編2 毎日あなたに恋をする ~ランベール~
南の国、ルティ王国との外交の帰りに、馬車の車窓から薄桃色のチェリーブロッサムが咲いている農園を見つけたランベールは、ふと妃のレティシアのことを思い浮かべた。
彼女も今日は東西南北の国々の出身からなる貴賓たちと、文化交流に勤しんでいることだろう。
諸外国との交流を深めるために、彼女が提案したことからはじまった、ユーフォリア王国内の月に一回のイベントだ。