僕だけにナデナデさせて アミュ恋 3曲目
だんだん陰りが増す
春輝くんの表情を見続けるのが
辛くなって。
私は、視線を地面に逃がす。
その時
予想もしなかった言葉が、
春輝くんの口から、弱々しく漏れた。
「みゅうみゅうって……
魔法の国から来た……
ウサギちゃんなの?」
え?
「僕のお願い……
叶えに来てくれたの?」
それって……
明梨んを忘れさせて欲しいっていう
お願い?
そっかぁ。
まだ春輝くんは、明梨んが好きで。
叶わない恋に
苦しんでいるんだね。
ねぇ、どうすればいい?
春輝くんの心を軽くするために、
私は何をしてあげたらいい?