子連れシンデレラ(1)~最初で最後の恋~
「すいません・・・狭くて汚い部屋ですが・・・」

私は筒見社長を部屋に入れた。

二LDKの狭い部屋。
陽当たりも悪く、暗い雰囲気が漂っていた。

「此処に座って下さい・・・お茶出します」

「悪いな・・・」

筒見社長は正方形のテーブルの脇に腰を下ろす。

「しゃちょう、まってて・・・今、車出してくるから・・・」
玲也は押し入れの中を開けて、おもちゃ箱を物色。
私はキッチンに立ち、冷蔵庫を開けて、沸かしたお茶を冷まして入れたペットボトルを取り出し、グラスに注いだ。


「熱出てるから・・・もっと辛そうにするかと思えば・・・元気そうだな・・・ちょっとの微熱で迎えに来いと職場に電話して来るなんて・・・酷いな」

「それが保育園の規則ですから・・・」

「どうぞ・・・」

彼にお茶を出した。

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