子連れシンデレラ(1)~最初で最後の恋~
夜はバルコニーでバーベキューコンロをレンタルして、星空と海を眺めながら焼き肉パーティ。
「焼けましたか?」

「いや、もう少しだ」

ジューシーな肉汁が網の下の煌々と燃える炎の中に滴る。

彼はトングでようやく焼けたカルビ肉を掴んで、私の皿に入れてくれた。

「焼けたぞ、凛香さん」

「ありがとうございます・・・玲斗さん」

「どういたしまして・・・」

「貴方の分は?」

「俺の分はちゃんと取り分けているよ」

「私の分よりも多くない?」

「バレた・・・ほら、ソーセージ焼いてやるから…それでチャラにしてくれ」

と彼はそう言って、私を宥め、網の上にソーセージをのせた。

昨日の失態を見せた私はオレンジジュース、彼は缶ビールで乾杯した。

「今日はお酒飲まないんだな・・・」

「えぇ、まぁ・・・」

「もしかして、夜期待してる??」

「え、あ…そう言うワケでは・・・」

「冗談だよ・・・」

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