極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
「社長。みなさんあちらへ向かわれていますが、よろしいのですか?」


しばらく歩いたところでふと気が付き、私は千紘社長に声を掛けた。

多くの乗客がスタッフに案内をされて向かっている方向と、私たちのスタッフが案内をしている方向が違うのだ。けれど、千紘社長は「大丈夫」と私を見て微笑む。


「俺たちはこっちだから」


同じ船内で別々のパーティーでも開かれるのだろうか。ますますどんなパーティーなのか分からなくなったものの、案内役のスタッフの後をついていく

そして、ようやく到着した場所は、広々とした個室の部屋だった。

暖かな照明に包まれる室内には、天井から床にまで届きそうな大きな窓があり、遠くにキラキラとした都心の夜景が広がっている。

スタッフに案内をされて席につけば、真っ白なテーブルクロスの上にはお皿やナイフ、フォークなどがすでにセットされていた。
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