極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
「今回みたいに問題のない出血もあるけど、中には危険なものもあるから。お腹が強く痛んだり、出血が増えたりしたら連絡して」

「はい」

「あと、つわりは軽くなったりひどくなったり波のある人もいるから。今は落ち着いているのかもしれないわね」

「そうなんですね」

「他にも心配なことがあればいつでも電話して。今日のように内診もできるから」

「はい。ありがとうございます」


深く頭を下げる私を見て、先生が優しく微笑む。


「あなたはお腹の赤ちゃんを産むと決めたのね」

「え……」

「この前は迷っているようだったから。妊娠を知っても嬉しそうというよりも、戸惑っているような表情をしていて、ずっと気になっていたの」


確かに、あのときの私は妊娠を喜ぶ気持ちよりも、動揺ばかりを感じていた。
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