極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
そんな彼の優しさについ甘えてしまいながら、同時に申し訳ない気持ちになってしまう。

千紘さんの仕事をサポートをするのが秘書の私の仕事なのに、つわりで気分が悪くなるたびに優しい彼は私を気にかけて、仕事の手を止めてしまうから。

いったいこのつわりはいつになれば終わりが見えるのだろう。もしかして、ずっとこのままなのかもしれない。ついそんな弱気になってしまう。

千紘さんに背中をさすってもらいながら、口元をハンカチで押させてじっと耐えていると、少しずつ気持ちが悪さが落ち着いてきた。


「すみません。もう大丈夫です」

「無理しないで。体調が悪ければ休みな」


千紘さんの言葉に、私は笑顔だけを返す。

休むほどのことじゃない。

仕事はしっかりとできる。
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