極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
視察はいつもわりと予定通りに終了するので、現場の距離から会社までの移動時間を考えてもあと二十分もあれば千紘さんは戻ってくるかもしれない。

すると、電話の向こうから西野さんが『笹崎さん』と私を呼ぶ声がした。


『それが、森園社長が面会を希望されているのは笹崎さんなんです』

「私ですか?」

『はい。社長の秘書の方とお話がしたいそうです』


森園社長が私に……?

やっぱり嫌な予感がする。

でも、このままお帰しするわけにもいかず、私は森園社長の待つ受付へ急いで向かった。

どうやら彼は秘書を連れずに一人で来たらしい。ひとまず最上階にある応接室へとご案内する。
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