極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
今のは、何だったのだろう……。

千紘社長の姿をしばらく見つめていたものの、頼まれた仕事があるのを思い出し、それに取り掛かることにした。

けれど、さきほどの千紘社長の行動が気になって集中できない。

突然、顔が近づいてきて、あと少しで唇が触れそうになった。

もしかして、キスをされそうになったのだろうか……。

そこまで考えて、大きく首を横に振る。

そんなはずない。だって、まだ経験はしたことないけれど、キスというのは好きな人同士のすることだ。私と千紘社長はそういう関係ではないからきっと違う。

それじゃあ、やっぱりさっきのは何だったのだろう……。

やめよう、考えるのは。きっと深い意味なんてないのかもしれない。

それに、考えたところで答えは出ないような気がして、私は仕事に集中することにした。
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