極上社長に初めてを奪われて、溺愛懐妊いたしました
「メニューはいつものコースでお願いします。あと、デザートはワゴンで運んできてください。せっかくだから彼女に選ばせてあげたいので」

「かしこまりました」


席に着くなり、千紘社長が慣れた様子で竹松さんに告げる。

私も渡されたメニュー表に目を通したけれど、千紘社長がオーダーしたのはコース料理の中でも一番お高いもの。

それをためらわずにさらっと注文してしまうのだから、千紘社長と私はやっぱり住む世界が違うのだと改めて認識させられた。

さすが大企業『大鷹ホールディングス』の御曹司。


「笹崎さんんは、ワインは大丈夫だったよね」

「はい、大丈夫です」


普段はあまりアルコールは飲まないけれど、苦手なわけじゃない。

柴乃ちゃんと楓ちゃんとの食事のときは酒豪のふたりに合わせてそれなりに飲んでいる。悪酔いしたり、弱いわけでもないと思う。
< 75 / 387 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop