秘密事項:同僚と勢いで結婚した
声を殺すために手の甲を口に当てて静かにしていた。けれど、ピクピクと動かす眉毛が快感に溺れていることを物語っていて…。
声を我慢する余裕すら与えたくないと考えてしまった。
ヂュッと吸い、キツく閉めて頭を動かす。舌の面は裏筋に唾液たっぷり含ませれば…。
「ッ…んっ……待って…イキそ…」
「『その気』……になりました?」
少しだけ悔しそうに眉をヒクつかせる。とても滑稽だった。
「お前、良い性格してるよな」
「千智に言われたくないなぁ〜」
顔を見合わせてクスクスと笑うと、お互い衣類を脱いで肌を重ねる。
そして自分の詰めの甘さを知るのだった。
「………たっぷり『お返し』するからな」
「っ…なっ!…ん…♡」
上唇を舌でペロリと舐め上げて、私の秘部へと顔を埋める。びっくりして脚を閉じようとすると、両手で妨げられた。
「うわ…もぉびっしょりじゃん。俺の舐めて興奮した?」
「ひゃぁっ…んん!」
ちゅぷっと指をナカに挿れて、同時に舌先でころころ転がし始めると、腰の奥から溶けてしまいそうになる。気持ちはフワフワして、抵抗しようという思考は一切頭になかった。
千智がズルいのは私の好きなところを的確に知っているということだ。足がガクガクして、湧き上がる快楽に一瞬にしてグズグズになる。
「ん…きもちよさそうな声…。李、これされるの好きだもんな」
「んん…! いっ…いじわる……」
「……もっと欲しそう…。ぎゅうぎゅうして…可愛いな」
ぢゅるっと強く敏感な箇所を吸い上げられ、私は簡単に達してしまう。肩を動かして大きく息をすれば、千智は嬉しそうに指を挿れてない方の手で私の頬を撫でた。