先生がいてくれるなら①【完】

外から鍵が閉められたのか。


だったら内側から開けることが出来るのでは無いかと扉を手探りで調べたが、どこにもそんなものは無いようだった。



「うそでしょ……」



完全に閉じ込められた事にこの時ようやく気づき、私の心臓の速度がドキドキとあり得ない早さで脈打つのを感じた。



一瞬にして頭が真っ白になる。



待って。

──ここは、どこ?



冷静になろうと思うけど、自分の心臓の音があまりにも大きすぎて、その思いがかき消されていく。


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