先生がいてくれるなら①【完】
私がその次にすべき事──。
もし電波を拾うことが出来た時に、誰かに助けを求める連絡をする事。
いま私が立っている場所は、電波が届いていない。
だけど、この倉庫のどこかの場所で、ほんの一瞬だけでも、ほんの弱い電波でも拾うことが出来たら、通話は出来なくてもメッセージぐらいなら送ることが出来るかも知れない。
私はそれに備えて、誰にどんなメッセージを送れば良いのかを考え始めた。
まず、相手。
校内に閉じ込められたのだから、校内のことが分かっている人が良い。
そう考えると、やはり藤野先生しかいない。
そして、内容。
閉じ込められた事、推測される場所、今の私の状況を簡潔に記し、一度それを携帯に保存する。