先生がいてくれるなら①【完】


次の角へ──。


だけど、やっぱりここも電波を拾わない。



残るはもう、倉庫の壁の一辺だけだった。


ここでダメだったら、何か別の方法を考えるしか無い。




さっきまで治まっていたのに、また身体が震えだしたのが分かった。


震える手で、足で、最後の一辺をゆっくりと移動する。


高いところから低いところまで、まんべんなく探す。



もうすぐ最後の壁に突き当たる。


もう終わり、か──


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