異能者達の宴~夢の競演特別編~
覚醒者2号…黛まどか。
彼女は戦闘には向かない代わりに、瞬間移動と予知の能力を持つ。
予知は近い将来…数秒先から数日先に起こる出来事を察知する事ができる、未来予測の能力なのだ。
そんな彼女が、何かを感じ取る。
「小山田君…誰か近づいてくる…!」
「何…?」
俺は臨戦態勢に入った。
奴か?
それとも機関の新たな追っ手か?
今、この場で戦闘が行えるのは俺しかいない。
もし奴が相手だとすると、はっきり言って絶望的だが…。
「……」
黛さんの膝枕で、息を荒くするななみの顔を見る。
せめて彼女達だけでも逃がしてやりたい。
ここは身を捨ててでも、追っ手を食い止める…!
「俺が駄目でも、躊躇わず逃げてくれ」
「え…小山田君!」
黛さんの呼びかけにも振り向く事なく。
俺は路地裏から飛び出していった。
彼女は戦闘には向かない代わりに、瞬間移動と予知の能力を持つ。
予知は近い将来…数秒先から数日先に起こる出来事を察知する事ができる、未来予測の能力なのだ。
そんな彼女が、何かを感じ取る。
「小山田君…誰か近づいてくる…!」
「何…?」
俺は臨戦態勢に入った。
奴か?
それとも機関の新たな追っ手か?
今、この場で戦闘が行えるのは俺しかいない。
もし奴が相手だとすると、はっきり言って絶望的だが…。
「……」
黛さんの膝枕で、息を荒くするななみの顔を見る。
せめて彼女達だけでも逃がしてやりたい。
ここは身を捨ててでも、追っ手を食い止める…!
「俺が駄目でも、躊躇わず逃げてくれ」
「え…小山田君!」
黛さんの呼びかけにも振り向く事なく。
俺は路地裏から飛び出していった。