異能者達の宴~夢の競演特別編~
時間をかけていては、他の追っ手がここに集まってくる可能性もある。

一気に勝負を決める必要があった。

俺は。

「いくぞ…!」

一足飛びに相手との間合いを詰め、両手に先程よりも大きな炎を発生させる!

そして!

「消し飛べ…!」

その両手の炎を、相手に叩きつける!

直後起こる爆発!!

1号を廃棄場で倒した時に使った、あの零距離での爆発だ。

俺が現在使える中でも最強の炎。

その威力に。

「っ!!」

まるでガラスの砕け散るような音。

相手の持つ不可視の障壁が、俺の炎によって砕かれた!

これで奴を守るものは何もない。

「頂く…!」

俺は更に拳を振り上げ、次の瞬間。

「!!!」

相手の右手に、不思議な光が灯るのを見た。

そして…!

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