背中合わせからはじめましょう  ◇背中合わせの、その先に…… 更新◇
 ~悠馬~

 子供か? 
 確かに、今まで自分の子供なんて想像もつかなかった。そもそも結婚なんて、自分には無縁のも、正直面倒臭いと思っていた。

 でも、美月と俺の子なら悪くないかもと思うと、無性に彼女が愛おしくなってきた。勝手に手が伸びて、美月を抱き寄せてキスをした。


 二年前に始めて美月の身体が目の前に現れた時、綺麗過ぎて息もできなかった。今では、色気が増して、それは、それは……
美月がベッドの上で、ぐったりと横たわった。その姿も色っぽくてそそられてくる。

 それなのに、彼女が信じられない言葉を発した。


「ねえ…… 悠馬…… 別れましょう……」

 どうして?

 確かに、今夜は少々激しかったかもしれない。だけど、美月だって求めて来てたし…… いつものように、熱い夜だったのに…… 

 何故?


「はぁ? 何言ってんだよ?」

 美月を見ると、うっすらと目を開けてて、少し微笑むと目を閉じてしまった。


「おい! 起きろ、どういう事だよ!」

 俺は、美月の肩を揺すった。


「ああ…… 後で、話す……」

 そう言うと、すーすーと寝息を立て始めた。
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