しかくかんけい!


もうバカバカバカ〜〜!私のバカ!

もっとほら、いやんとかキャーとか、可愛いのあったでしょ!

あんな小学生みたいなこと言って、絶対変なやつって思われてるよ……。


「うう……きっともう嫌われちゃったかも」


今の状況を空模様に例えるとしたら、

きっと雷雨だね。


はじめは小雨のように淡い恋心だった。

なのに突然、どしゃ降りになる。

その原因はもちろん、昨日のしょーくんの一言のせい。

そうしてどしゃ降りになったと思ったら、今度は雷、落ちちゃった。

私の幼稚な失態のせいで、今はかなり悪天候。


「悲しい結末……」


そんな雨物語をもやもやと考えていると、愛莉は私を見て、やれやれ、と首を振る。


「はあ…もう、ハナったら本当におバカ」

「ほんとだよ、あんな子どもみたいなこと言って印象サイアクじゃん……」

「そうじゃなくて」

「え? あ、この雨物語がおかしいの?」

「雨物語って何」



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