しかくかんけい!
翌日。
今朝は少し降っていた雨も、放課後には止んでいた。
校庭の葉っぱがキラキラと潤っていて、ぽろりと雫が落ちる。
帰りのホームルームが終わってすぐ、私たち3人は同時に学校をあとにした。
「今日はバイクじゃないんだね」
「うん、歩くからね」
「そっかあ。あっ、しょーくん部活やってないみたいだけど、いつも何して過ごしてるの?」
「んー、ジム行ってることが多いかな。あとバイクいじってる」
「へ〜、なんか極道とか目指してるの?」
「ぷっ」
私たちの会話を黙って聞いていた愛莉が、なぜか吹き出した。
「え、愛莉どうしたの?」
「いや、極道はおかしいでしょ」
「俺も思った」
ふたりそろって爆笑する。
なんだなんだ、私だけ置いてけぼりな気分。
「じゃ、じゃあ、えーっと、いつも何食べてるの?」
「んー、米?」