しかくかんけい!
「あ、私も!おいしいよね白いご飯!梅との相性も最高だし、運命的な何かを感じる!」
「梅だけにウンメー的な?うめえ」
「もうやめてよ、ぷぷっ」
そんな感じでわいわい楽しく?歩いていたら、あっという間にしょーくんのお家についた。
「ひ、広い……」
「お邪魔します」
大きな門をくぐり、広い庭らしきところを通り抜け、玄関へたどり着く。
外見からして大きな一軒家は、この辺りだと恐らく一番広い敷地面積じゃないかな。
どこか古風な雰囲気が漂うその家は、一言で表すならば豪邸。
男の人の家にあがるのは初めてなので、少し緊張する。
ちょっとここで待ってて、と言われ通されたのは応接間のような座敷の部屋。
中央に机、その周りに4つの座布団。
適当に愛莉の隣へ腰掛ける。
「ハナ、緊張しすぎよ」
「だ、だって……」
いたたまれなくてそわそわしちゃう私に、愛莉はこそこそ話しかける。