センチメンタル・ジャーニー ~彼を忘れるための一人旅

1人 クアラルンプールに行った時 

私を 支えてくれた 小説。


カンナさんに 会いに行った

奏斗を 待つ間に 開いてみる。


まだ 読んでから 日が浅いけれど。

この前 読んだ時とは 違う思いが過る。


セシルは 悪戯が成功したとき

どんな気持ちだったのだろう…


自分の生活を 守りたい一心で

アンヌを 傷付けることを 思い立ったけど。

本当は セシルも アンヌのように

生きたかったのかもしれない…


カンナさんは いつも どんな思いで

奏斗を 呼んでいたのだろう…

奏斗が 来たときに 本当に 満足していたのかな。


考えていたら なんだか 切なくなってきて。


でも 私は カンナさんに 同情なんてできない。

私だって 自分の生活が 大切だから。

奏斗は 私の 大切な人だから。


私は 奏斗と生きるって 決めたから。

カンナさんに 邪魔されたら

今度は 許さない…







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