❀🍞Pan・Rouge🍞 Ⅰ❀
『―――あら・・・良いわよ・・・私は・・・桜井菜月、中村瑤子、金子那美。皆、良い人達だから、友達になりましょう・・・貴女・・・メル友が欲しいの??』
優子はそういうと、彼女ははっきりと言った。メル友があれば、色々な情報を交換でき、流行りに乗っていける―――菜緒はそう思った。ベーカリーにも、来てくれるかもしれない―――。所謂、営業活動でもあるが、友達が出来るのは、良い事でもある。彼女は『―――ありがとう。』と言う。彼女は―――菜緒は顔を覚えると、メルアドを交換する事になった。
『―――じゃぁ・・・レストランで待っているから、後から、ちゃんと来てね・・・』
『―――そうよ・・・それに、温泉で・・・聞くのはどうかしら?―――失礼になるわよ。』
その二人はサッサと出て行ってしまうと、一人―――那美という、女性だけは残ていた―――。
那美は『―――ごめんなさい・・・あの二人・・・彼氏に振られてしまって、機嫌が悪いのよ。』と教えた。彼女は眼を丸くすると、『―――ごめんなさい・・・変な事を・・・言わせてしまって・・・』と言う。那美は二かッと笑うと、『―――でも・・・良い人だから・・・』と言った。
『―――ありがとう・・・』
彼女ははっきりと言うと、菊地智也の事を、紹介した。すると―――格好いいわね。と言ってきた。菊地智也は『―――お見知りおきを・・・』と、握手をすると、那美は笑った。
『―――貴方が・・・菊地君というの?』
『―――あぁぁ・・・そうだよ・・・』
―――会えてうれしい・・・
ありがとう―――。
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