君だけが、ずっと好き。
屋台が並んでいる通りを1人寂しく歩いた。



周りにはもちろん一人の人なんか居なくて、みんなワイワイガヤガヤ楽しそう。



(何してんだろ、私…)




せっかく髪も浴衣も、慣れないメイクも頑張ったのに。


結局、今の関係を崩すしてしまうことが怖くて私に1歩踏み込む勇気はわかないんだ。


その点あの女の子は私と真逆。



(羨ましいなぁ…まっすぐ突っ走れて。)




いつからだろう、私が伊吹に思い切りアピールできなくなってしまったのは。


やっぱり…キス、かな。




「痛っ」




フラフラ歩いてるうちに鼻緒で靴擦れしてしまったらしく、足を見ると血が滲んでいた。




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