夜になる前にわたしを照らしてくれたいちばん星は君でした。
「引っ越してくる前は海行かなかったの?」


「……うん」


横に並んでみて初めてわかった。


水城くんは私より10cmほど背が高くて、とてもスタイルが良い。


横顔が綺麗な彼は、正面から見てもやっぱり綺麗だった。


ていうか……。


「さ、サーフィン……?」


サーフィンなんてできるの?


「そ。これからサーフィン」


水城くんはサーフボードを軽く投げて、キャッチしながら言った。
< 21 / 188 >

この作品をシェア

pagetop