気がついたら好きだった

パーン

パーン

パーン

『凛、凛ちゃんお誕生日おめでとーう」

「えっ?!」

「今日誕生日だろ?」
そう、唯斗君が後ろから言ってきた。

「あっ、うん、ありがとうございます...てか、なんで?」
少し落ち着いて辺りを見渡すと、なぜかみんな居た。

「凛が入院して、3人がお見舞いに来てくれた時に2日に遊園地行くって絢斗から聞いて、それで夜ならみんなでお祝いできるかなって」

「そうだったんだ…」

「うん?それよりさ、姉ちゃんめっちゃ意地悪だったな」

「うん、うん」
紗奈が頷いた。

「失礼ね、弟と、従兄弟をたぶらかしてる女がいるってどこぞの誰かから聞いて、ほっとけなかったのよ」

「弟?絢斗のお姉さんだったんですか?」

「そうよ?弟と付き合っていながら、唯斗にもちょっかい出してたから、少し意地悪して、なんでいるの?とか帰っていいわよって言ったら...」

「本当に帰っちゃうんだもん、俺らびっくりしたよ!」
そう絢斗が言った。

「えっ?どういうこと?」

「凛が買い物に出たタイミングで、俺ら唯斗君の家に入ってスタンバってたんだよ?」
そう健兄が、言った。

「えっ、うそ?!」

「本当だよ?」
絢斗がそう言った。

「で?絢斗をとるの?それとも唯斗をとるの?」
そう、伊藤さんに聞かれた。
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