俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
「どうしたの?」
「ママママぁ……」
「お母さんとはぐれちゃったの?」
「ママは?ママは……?」
迷子だ、というのはわかったけれど、どうしたらいいかわからずに迷っていた。
それなのに、隣にしゃがんだ蒼太くんが、「ほら、泣くなよ、行くぞ」と言って男の子を抱きかかえると、つぶらな瞳から流れていた涙が一瞬で止まる。
「どうする?この子」
「もうちょっと先に行くと交番あるよ?」
「じゃとりあえずそこ行くか」と言って歩き出す。小さい子が泣いていても何も感じないのだろうか、みんな、学校だけじゃなくてもめんどくさいことには関わりたくなのだろうか。
私だって今日はたまたまだ。目の前で泣いていたから無視できなかっただけの話で、多分いつもなら素通りしていたと思う。
私は形だけで本当は"優しい心"なんて存在しないし、"優しくされたことがない"からわからない。
「ママママぁ……」
「お母さんとはぐれちゃったの?」
「ママは?ママは……?」
迷子だ、というのはわかったけれど、どうしたらいいかわからずに迷っていた。
それなのに、隣にしゃがんだ蒼太くんが、「ほら、泣くなよ、行くぞ」と言って男の子を抱きかかえると、つぶらな瞳から流れていた涙が一瞬で止まる。
「どうする?この子」
「もうちょっと先に行くと交番あるよ?」
「じゃとりあえずそこ行くか」と言って歩き出す。小さい子が泣いていても何も感じないのだろうか、みんな、学校だけじゃなくてもめんどくさいことには関わりたくなのだろうか。
私だって今日はたまたまだ。目の前で泣いていたから無視できなかっただけの話で、多分いつもなら素通りしていたと思う。
私は形だけで本当は"優しい心"なんて存在しないし、"優しくされたことがない"からわからない。