俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
この授業はひとりで真面目に考える、というよりは他者に聞いて、自分を客観視するものだと思っているし、たぶん先生の狙いはそれだと思う。



私は他者に聞いたとしても私が求める答えが返ってくるとわかっているから聞く必要もないし、私は自分を語るのに長い時間はいらない。



白咲 愛結(しらざき あゆ)。みんなには大人しいって言われる、よく言えば"優等生"。

趣味も特技もなくて、短くまとめるなら"平凡"という言葉が一番しっくりくる。



これだけで十分だ。この授業が受験の役に立つと頭ではわかっているけれど、ますます自己嫌悪が募るからこういう授業は好きじゃない。




とりあえずなにか書かなきゃとペンを滑らせていたとき、トントンと肩を叩かれた。
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