俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
貧血気味だからか、顔が青白いし、絶賛テスト期間だからか目の下には濃いクマが浮かんでいる。

よく「愛結は細いね、いいなあ」って言われるけれど、太れないだけで、私からすれば、「痩せたい」と言いながらも帰りに飲食店に寄る人たちのほうがいいじゃないか、と思っていた。



余計な考えは捨てて、部屋を出たとき、またお兄ちゃんと出くわした。話しかけてもらえるなんて思ってなかったし、実際想定内の行動をしたけれど、私は声をかける。




「いつまでそうやってるの……?お母さん心配してるよ」
「知ってる」

「だったら……」
「知ってるよ、世間体を気にしてること」





「俺じゃなくてな」と言い捨てたお兄ちゃんに対して怒りをぶつけたくなる。

どうしてわかってくれないのだろう、どうして意思疎通できないのだろう、同じ言葉で話しているのに、どうして伝わらないのだろう。
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