俺の前では泣いてもいいよ。【修正中】
「……わあっ……!」


冷たいなにかが額に当たって、一瞬わからなかったけれど、すぐにそれが冷却ジェルシートだと理解した。



「なんだよ、うるせえな」
「つ、めたかった」

「いまのコンビニってすげえな、こんなものまで売ってるんだ」




また、私の話聞いていないけれど、慣れたし、べつに嫌じゃなかった。考えてみればこんなふうに風邪を引いたとき、誰かに助けてもらったのは久しぶりだった。

いつも限界まで我慢したあと、寝るだけ、薬を飲んでひとりで眠るだけだった。




「今日これつけて帰るの?」
「そう、熱あるから」




私はまだ何も答えてないのに、まだ一言も話してないのに、「気にしすぎ、誰もお前のことなんて見てねーし」と言われてしまっていた。
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