ONLY YOU~過ちの授かり婚~
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私は愛奈さんに言われた通り、階段の踊り場で彼女をスマートファンを眺めながら待っていた。
「!?」

突然、後ろから背中を押され、そのまま階段下転げ落ちた。

視界が歪み、私は階下の踊り場に落ちたけど意識はあった。

「貴方が悪いのよ!!泥棒猫!!」

上の踊り場から愛奈さんの大声で聞こえた。

「愛奈お前!?」

「ふん」

愛奈さんではなく、各務社長が私の元に駆け下りて来た。

「大丈夫か?乃彩さん」

私は立ち上がろうとするけど、右足首に痛みが走った。
「お腹の子は?」

「あ・・・」

次に痛み出したのは下腹部だった。

「お腹も痛むんだな」



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