ONLY YOU~過ちの授かり婚~
俺の嫌な予感は的中し、乃彩は全裸で浴槽のそばに倒れ込んで来た。

彼女の裸を見たのはあの夜以来。

俺の頬にカァーと熱が集まる。心は不埒な欲望が湧き上がっていく。
極力、見ないように見ないように彼女のカラダをバスローブで包んで、抱き上げてバスルームから出た。

そして、ベットに寝かせ、内線電話で千歳さんを呼んだ。

「お邪魔します・・・」

千歳さんは声を弾ませて入って来た。

「どうしたの?純也、顔が真っ赤だよ」

俺の顔はまだ赤いらしい。
「何・・・乃彩ちゃんのカラダ見て、紅くしたの?純情だね…」
千歳さんは俺を存分に冷やかす。


「俺のコトはいいから…早く乃彩を診てくれ。千歳さん」

「診てと言われてもね…俺は産科医じゃないし」

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