ONLY YOU~過ちの授かり婚~
私達は足早に帰社した。
「山田支店長はお前に何を言ったんだ??」
「『ダイヤモンドホテル銀座』で今夜共にディナーをして欲しいと言われました」
「本当にそれだけか?」
「はい」
私は父に嘘をついた。
「徹さんも同席してくれると言ってます。安心して」
「そっか…徹君が来てくれるのか…それなら安心だ」
父の顔に安堵の色が見えた。私もホッと胸を撫で下ろす。
「今日はディナーの準備もあるので・・・定時で帰ります」
「あぁ」
私は定時に会社を出て、『ダイヤモンドホテル銀座』に向かって、最寄りの駅まで歩いていた。
「すいません…貴方が『宝和薬品』の令嬢の蓮見乃彩さんですか?」
黒いサラサラした髪を靡かせ、屈託のない笑みを浮かべた爽やかなイケメンが私に声を掛けて来た。
「そうですけど…貴方は?」
「俺は『帝和銀行』本店の『臨店』の壬生圭祐(ミブケイスケ)と言います」
「!?」
「少しお話あるのですが、よろしいですか?」
「いいですけど…」
彼は私を近くのタイムズに案内し、社用車の助手席に乗せた。
「貴方の父が社長を務める『宝和薬品』は『帝和銀行』池袋支店と取引していますね」
「はい」
「その池袋支店の融資に関する与信判断に問題があると…本店に内部告発ありまして・・・我々『臨店』はその証拠を掴む為、調査をしています」
「山田支店長はお前に何を言ったんだ??」
「『ダイヤモンドホテル銀座』で今夜共にディナーをして欲しいと言われました」
「本当にそれだけか?」
「はい」
私は父に嘘をついた。
「徹さんも同席してくれると言ってます。安心して」
「そっか…徹君が来てくれるのか…それなら安心だ」
父の顔に安堵の色が見えた。私もホッと胸を撫で下ろす。
「今日はディナーの準備もあるので・・・定時で帰ります」
「あぁ」
私は定時に会社を出て、『ダイヤモンドホテル銀座』に向かって、最寄りの駅まで歩いていた。
「すいません…貴方が『宝和薬品』の令嬢の蓮見乃彩さんですか?」
黒いサラサラした髪を靡かせ、屈託のない笑みを浮かべた爽やかなイケメンが私に声を掛けて来た。
「そうですけど…貴方は?」
「俺は『帝和銀行』本店の『臨店』の壬生圭祐(ミブケイスケ)と言います」
「!?」
「少しお話あるのですが、よろしいですか?」
「いいですけど…」
彼は私を近くのタイムズに案内し、社用車の助手席に乗せた。
「貴方の父が社長を務める『宝和薬品』は『帝和銀行』池袋支店と取引していますね」
「はい」
「その池袋支店の融資に関する与信判断に問題があると…本店に内部告発ありまして・・・我々『臨店』はその証拠を掴む為、調査をしています」