貴妃未満ですが、一途な皇帝陛下に愛されちゃってます
「私が貴妃になれば、いずれ知ることになったんでしょう?」
「そうです。天明様のことは、後宮においても一部の信頼できる者しか知らない極秘事項なのです。正式な式を挙げる時に宰相様からお話しすることになっていたんですが、天明様が先に勝手に紅華様にお会いしてしまいましたので……」
「私……天明様の話を聞いて、自分が恥ずかしかった」
「え?」
きょとん、と睡蓮が紅華をみつめる。
「なぜです?」
「天明様って、軽くていい加減な人だと思っていた。私、表面しか見ないで天明様のこと勝手にそう決めつけていたんだわ」
『明日も生きていられるとは限らないだろう?』
天明がそう言った時、なんて享楽的な生き方をしているのだろうと思った。そうではない。あれは、文字通りいつ死ぬかわからない天明の心の内だったのだ。
「そうです。天明様のことは、後宮においても一部の信頼できる者しか知らない極秘事項なのです。正式な式を挙げる時に宰相様からお話しすることになっていたんですが、天明様が先に勝手に紅華様にお会いしてしまいましたので……」
「私……天明様の話を聞いて、自分が恥ずかしかった」
「え?」
きょとん、と睡蓮が紅華をみつめる。
「なぜです?」
「天明様って、軽くていい加減な人だと思っていた。私、表面しか見ないで天明様のこと勝手にそう決めつけていたんだわ」
『明日も生きていられるとは限らないだろう?』
天明がそう言った時、なんて享楽的な生き方をしているのだろうと思った。そうではない。あれは、文字通りいつ死ぬかわからない天明の心の内だったのだ。