貴妃未満ですが、一途な皇帝陛下に愛されちゃってます
「なんてこと……あなたは、陛下まで……」
「陛下が悪いのです!」
き、と恵麗は呆然とする皇太后を睨みつけた。
「私を差し置いて、実の姉から陛下を寝取るような女を後宮に入れ、あまつさえ皇后にまで据えた、あの陛下が!」
「ならば、殺すべきは私です! なぜ……なぜ、陛下を……!」
「だって」
恵麗は嫣然と微笑んだ。
「私を愛さない陛下など、必要ありませんでしょう? 第一、陛下は慶朴を皇太子にはして下さらなかった。あの子を皇帝にするには、陛下ともども、晴明殿にも死んでもらうしかないではありませんか!」
ひきつれたように笑う恵麗を前に、晴明は一度目を閉じる。一呼吸おいて細く目を開けると、恵麗はその目の冷たさに悲鳴をあげた。それもつかの間、再び晴明の刀が舞った。
「陛下が悪いのです!」
き、と恵麗は呆然とする皇太后を睨みつけた。
「私を差し置いて、実の姉から陛下を寝取るような女を後宮に入れ、あまつさえ皇后にまで据えた、あの陛下が!」
「ならば、殺すべきは私です! なぜ……なぜ、陛下を……!」
「だって」
恵麗は嫣然と微笑んだ。
「私を愛さない陛下など、必要ありませんでしょう? 第一、陛下は慶朴を皇太子にはして下さらなかった。あの子を皇帝にするには、陛下ともども、晴明殿にも死んでもらうしかないではありませんか!」
ひきつれたように笑う恵麗を前に、晴明は一度目を閉じる。一呼吸おいて細く目を開けると、恵麗はその目の冷たさに悲鳴をあげた。それもつかの間、再び晴明の刀が舞った。