貴妃未満ですが、一途な皇帝陛下に愛されちゃってます
「ねえ、睡蓮。晴明様って、お優しい方なのね」
「はい、とてもお優しい方ですよ」
振り向いた睡蓮は笑顔で即答して、さらに続ける。
「それに、周りの人や状況をよく見ている方です。穏やかなその様子に、官吏の中には覇気が足りないなどと言う者もおりますけれど、決して優柔不断などではなく、いざという時には決断力もあり、皇帝として申し分のないお方だと思います」
「そ、そうなの?」
よどみのなく答える睡蓮の言葉に、紅華は少し驚く。睡蓮がそこまで晴明をほめちぎるとは思っていなかったのだ。
「睡蓮は、晴明様のことを、その、お嫌いではないの?」
「いえ? 何故ですか?」
睡蓮はきょとんと紅華を見る。
「だって、晴明様に対する態度がなんとなく硬いような気がして……だから、あまり晴明様のことをよく思っていないのではないかと」
「そんなことは……ありません。多分、前皇帝が少し雰囲気の硬い方だったので、どうしても陛下を前にすると身構えてしまうのかもしれないですね」
紅華の言葉に、視線をさまよわせながら睡蓮が答えた。
「はい、とてもお優しい方ですよ」
振り向いた睡蓮は笑顔で即答して、さらに続ける。
「それに、周りの人や状況をよく見ている方です。穏やかなその様子に、官吏の中には覇気が足りないなどと言う者もおりますけれど、決して優柔不断などではなく、いざという時には決断力もあり、皇帝として申し分のないお方だと思います」
「そ、そうなの?」
よどみのなく答える睡蓮の言葉に、紅華は少し驚く。睡蓮がそこまで晴明をほめちぎるとは思っていなかったのだ。
「睡蓮は、晴明様のことを、その、お嫌いではないの?」
「いえ? 何故ですか?」
睡蓮はきょとんと紅華を見る。
「だって、晴明様に対する態度がなんとなく硬いような気がして……だから、あまり晴明様のことをよく思っていないのではないかと」
「そんなことは……ありません。多分、前皇帝が少し雰囲気の硬い方だったので、どうしても陛下を前にすると身構えてしまうのかもしれないですね」
紅華の言葉に、視線をさまよわせながら睡蓮が答えた。