貴妃未満ですが、一途な皇帝陛下に愛されちゃってます
「さわぐな。官吏たちは下がらせて、すぐにここを片付けろ」
紅華が立ち上がるのを助けてくれながら、晴明は短く指示を出す。
「陛下はこちらへ」
宰相が、数人の侍従を連れて晴明を囲んだ。一緒に連れられて行きながら紅華が振り返ると、晴明のいたすぐ脇に大きな天蓋がばらばらになって落ちていた。幸い気づいてよけることができたが、直撃されていたらただではすまなかっただろう。今さらながらに背筋が冷たくなる。
「陛下、紅華様」
別室で控えていた睡蓮が、青い顔で走り寄ってきた。心配する睡蓮を連れて、侍従をのぞく四人は近くの一室に入る。
「陛下、お怪我は」
部屋に入るなり、低い声で宰相が聞いた。
「心配するな、翰林。俺だ」
晴明のふりをやめた天明が、大きく息を吐きながら長椅子に座る。それを聞いた宰相は、は、として紅華を見てから、睡蓮に視線を送る。睡蓮が無言でうなずくと、宰相は急に態度を変えて天明に向いた。
紅華が立ち上がるのを助けてくれながら、晴明は短く指示を出す。
「陛下はこちらへ」
宰相が、数人の侍従を連れて晴明を囲んだ。一緒に連れられて行きながら紅華が振り返ると、晴明のいたすぐ脇に大きな天蓋がばらばらになって落ちていた。幸い気づいてよけることができたが、直撃されていたらただではすまなかっただろう。今さらながらに背筋が冷たくなる。
「陛下、紅華様」
別室で控えていた睡蓮が、青い顔で走り寄ってきた。心配する睡蓮を連れて、侍従をのぞく四人は近くの一室に入る。
「陛下、お怪我は」
部屋に入るなり、低い声で宰相が聞いた。
「心配するな、翰林。俺だ」
晴明のふりをやめた天明が、大きく息を吐きながら長椅子に座る。それを聞いた宰相は、は、として紅華を見てから、睡蓮に視線を送る。睡蓮が無言でうなずくと、宰相は急に態度を変えて天明に向いた。