仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
サキという名前。アンティークがとても好きだということ。そして名前から察するにおそらくは女性だということ。そのぐらいしか情報がないのだ。
(買ってほしいツボがあるとか、借金の話だとか、そういう内容じゃなければいいけど……)
友人だと思ってはいても、相手の顔を知らないことから少し疑ってしまう。
よくある手だ。仲良くなった頃になって、妙な話を持ち掛けるというのは。
もし本当にそうだとしたら、かなり落ち込んでしまうだろうけれど。
『どうかしましたか?』
余計な言葉は付け加えず、それだけを送る。
それと同時にサキさんからまたメールが届いた。入れ違いになったらしい。
『もし答えづらい内容だったら、流していただいて構いません』
(本当になんだろう……)
(買ってほしいツボがあるとか、借金の話だとか、そういう内容じゃなければいいけど……)
友人だと思ってはいても、相手の顔を知らないことから少し疑ってしまう。
よくある手だ。仲良くなった頃になって、妙な話を持ち掛けるというのは。
もし本当にそうだとしたら、かなり落ち込んでしまうだろうけれど。
『どうかしましたか?』
余計な言葉は付け加えず、それだけを送る。
それと同時にサキさんからまたメールが届いた。入れ違いになったらしい。
『もし答えづらい内容だったら、流していただいて構いません』
(本当になんだろう……)