仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
身体はしっかりと和孝さんに支えられている。
背中に感じるぬくもりと、腰に回された腕と、そして和孝さん本人の存在が私を混乱させた。
「これ以上まだなにかあるなら、私が代わりに聞きますが」
「……っ、別に用なんてありませんよ」
吐き捨てるように言った男性が走っていく。
「あ……待って――」
「紗枝さん」
伸ばしかけた手を和孝さんに掴まれた。くるりと腕の中で反転させられ、向かい合う形になる。
「どうして君はいつもこういうことに首を突っ込むんだ」
「だ……だって人にぶつかっておいて謝りもしないんだよ。スマホだって壊して……」
「紗枝さんが出しゃばることじゃない。そういうのは本人たちが解決すればいいんだ」
「でも……」
「でもじゃない」
「っ……」
背中に感じるぬくもりと、腰に回された腕と、そして和孝さん本人の存在が私を混乱させた。
「これ以上まだなにかあるなら、私が代わりに聞きますが」
「……っ、別に用なんてありませんよ」
吐き捨てるように言った男性が走っていく。
「あ……待って――」
「紗枝さん」
伸ばしかけた手を和孝さんに掴まれた。くるりと腕の中で反転させられ、向かい合う形になる。
「どうして君はいつもこういうことに首を突っ込むんだ」
「だ……だって人にぶつかっておいて謝りもしないんだよ。スマホだって壊して……」
「紗枝さんが出しゃばることじゃない。そういうのは本人たちが解決すればいいんだ」
「でも……」
「でもじゃない」
「っ……」