仮面夫婦は今夜も溺愛を刻み合う~御曹司は新妻への欲情を抑えない~
以降は主にアクセサリーが並ぶようになる。家具を見に来た和孝さんにとって、無駄な時間になりかねない。
(もう少し見たかったけど、このあたりが潮時だよね)
外へ出ていく人たちに合わせ、私と和孝さんも出ようとする。
たまたまそのタイミングで人が集中したらしく、一気に出入口が混雑した。
「っ……」
人と人とに挟まれて押し潰されそうになる。
(顔がぺちゃんこになる……)
運の悪いことに、私を両隣から押しているのはいい言い方をすれば体格のいい男性だった。
前方にいるはずの和孝さんが見えなくなっていく。
(い、痛い……助けて、和孝さん……)
涙が滲み始めたそのとき、無意識に前へ伸ばしていた手を力強く引っ張られた。
「あっ」
滑るように人の間を抜け、今度は別の人に勢いよくぶつかる。
(もう少し見たかったけど、このあたりが潮時だよね)
外へ出ていく人たちに合わせ、私と和孝さんも出ようとする。
たまたまそのタイミングで人が集中したらしく、一気に出入口が混雑した。
「っ……」
人と人とに挟まれて押し潰されそうになる。
(顔がぺちゃんこになる……)
運の悪いことに、私を両隣から押しているのはいい言い方をすれば体格のいい男性だった。
前方にいるはずの和孝さんが見えなくなっていく。
(い、痛い……助けて、和孝さん……)
涙が滲み始めたそのとき、無意識に前へ伸ばしていた手を力強く引っ張られた。
「あっ」
滑るように人の間を抜け、今度は別の人に勢いよくぶつかる。