契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
「俊吾」と熱に魘されるように何度も彼の名前を呼び続ける。

周囲は私達を引きは離そうと画策するほど。
私達の仲はより蜜になっていく。

ソファに座る彼の膝の上で愛された。

濃密なキスを交わしながら深まる水音。

本当に二つのカラダが一つになっちゃうぐらい甘く蕩けて意識が遠ざかるぐらいの愉悦を感じる。

「どうした?杏南」

「もうっ・・・ダメ」

「ダメって言っても…無理だよ…俺が大丈夫だから」

彼は不敵に笑って動いた。

「馬鹿ッ…俊吾ってば…」
彼を罵りながらも甘い吐息を漏らした。夜の彼は貪欲な獣だった。
彼のもう一つの仮面を剥がしてしまった私は捕食されるしかない。



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