契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
妊娠した私はその足で市役所に足を運び、母子手帳の手に入れて部屋に戻った。

「出来れば、君には仕事を辞めて欲しいが…杏南はどう考えている?」

「それは…」

「俺としては大事を取って…仕事は辞めて欲しい…」

「俊吾…」

「・・・妊娠は病気じゃないと考えているが…やはり…その…君のお腹の中にいる子がもし男児なら、後継者になるからな…」

「体調が悪くない限り…仕事は続けようかと…思っています」

「・・・そっか…なら、重いモノは持たないように…過度な働きはさせないように…濱部社長に頼むか…」

「いいんですか?俊吾様」

「杏南の意思も尊重しないと…カラダに負担を掛けさせたうえ、彼女の希望を無視して、仕事を辞めさせるのは…ダメだ…赤ちゃんの生育にも影響する。夫である俺や黒崎お前も母体にストレスを感じさせないよう…心がけないと…」

「俊吾…ありがとう・・・」

「・・・何を言ってんだ?
俺の子を宿してくれて…本当に感謝するよ。杏南」

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