契約ウエディング~氷の御曹司は代役花嫁に恋の病を煩う~
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「組み敷かれたらダメかもしれないから…私が上になる」

「えっ?」

私は俊吾のカラダを組み敷いた。

「それはそれで…何だか・・・俺の方が…」

俊吾は額に汗を滲ませた。

「だって…」

私は恥ずかしいけど、パジャマのボタンを外す。
下着は浩平兄夫妻から結婚祝いに貰ったベビードール。

「杏南…おいっ!?本気で俺のコト煽ってるな…馬鹿ッ」

私は恐る恐る俊吾の顔に顔を近づける。
仄暗い明かりの中で見る俊吾の顔。

明かりの陰影が彼の美貌を引き立てていた。

「どうした?キスしないのか?杏南」

彼は私の頬に手を掛けて、挑発する。
「・・・私…」

「だから、無理するなと言ったんだ…」

彼は優しく自分から唇を寄せ、くちゅと私の唇を食むようにキスした。


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