身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました
お腹の赤ちゃんが生まれて落ち着いたら、三人で住めるもう少し広い部屋を探そうということになり、とりあえずお姉ちゃんの今の住まいに転がり込むような形となった。
現状、面倒をみてもらっている形になっているわけだし、仕事に出ているお姉ちゃんの代わりに家のことはできる範囲でしたいと思っている。
せっせと動くと薬を飲んでいるとはいえお腹が張ってくるから、普段よりも何倍も遅いペースでの家事にはなってしまうけど……。
昨日夜勤だったお姉ちゃんは朝帰宅するとベッドに入り、四、五時間寝てお昼過ぎに起きると言っていた。
クリスマスイヴの今晩はお休みらしく、特に予定もないと言うから、お家でクリスマスパーティーでもしようという話にまとまった。
だからケーキでも買いがてら、お世話になっているお姉ちゃんに何かクリスマスプレゼントでも買えたらと今日は出かけている。
最近は妊婦健診か近くのスーパーにくらいしか出ていなかったから、電車に乗って出かけるのは久しぶりのことだ。
あまり歩かなくて済むように、駅ビルが密集している新宿へ出てきた。
ケーキもプレゼントも、駅直結の場所で買えるのはありがたい。