身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました
ぼんやりとしているうちに連れてこられた晴斗さんの住まいは、あの沖縄のウィークリーマンションとは全く違う広い玄関の部屋だった。
床と壁が白で、ドアや収納扉が黒という二色を基調とした造りで落ち着いている。
靴の全く置かれていない玄関を晴斗さんは先に上がると、私にスリッパを出してくれた。
「お邪魔します」
晴斗さんについて黒いドアが並ぶ白い廊下を進んでいき、その先のリビングルームに通される。
部屋と同じくモノトーン調でコーディネートされたリビングはひとり暮らしには広く、入ったところで足を止めてしまった。
「すぐ暖かくなると思うから、座って」
「はい。ありがとうございます」
晴斗さんに促され白いソファに腰を下ろす。
お腹が大きいせいか、いつもの口癖でつい「よいしょ」と言いそうになったけれど、ぐっと堪えて黙って腰を落ち着けた。
晴斗さんも私のすぐ横へと腰掛ける。
「佑杏に謝らなくちゃならない」
一体どんな話からするのかと思っていた時、晴斗さんが話を切り出した。
途端に心臓がドキドキと打ち鳴り始める。
謝るって……?