身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました


 直球できた質問に、ドクッと心臓が驚いたように跳ね上がる。

 胸が苦しくなって、息が詰まるような感じがした。


「だとすれば、今、八か月くらいだよな」


 声が出てこない。

 晴斗さんは唇に薄っすらと笑みを浮かべ、私のお腹に視線を注いでいる。

 この先の話は、自分の精神衛生上聞きたくはない。

 この子の存在はなかったことにしてほしいと、晴斗さんはそう思っていると思う。

 将来を誓っている相手がいるなら、私ごと自分とは関わりがないことにしたいはず。

 これ以上、彼に迷惑をかけたくはない。


「違います。このお腹の子は、元カレだと言った、その人の子です」


 いろいろなことをぐるぐると頭で考えているうち、そんな言葉が口を突いて出てきていた。

 私のお腹に向けていた晴斗さんの視線が、私の顔へと上がってくる。

 目が合って無意識に視線を逸らしてしまった。

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