身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました
そこから、昨日の出来事を話す羽目になった。
ここまで話したら、沖縄にひとりで行くことになった訳を伏せるわけにもいかない。
昨日のあの瞬間まで、この旅行はふたりで行く予定には変わりなかったこと。
でも、全てをぶち壊す現場に遭遇してしまったこと。
包み隠さず、その一連の経緯を話した。
『いや、でも、本当にそんな修羅場に遭遇することって、あるもんなんだね。そんなの、ドラマとか漫画の世界だと思ってたよ』
そう言ったお姉ちゃんは、『いや、最近のドラマでもそんなシーンないか……』なんて付け足す。
ダメージを受けている私に対して、まず返ってきた言葉がコレだ。
まぁ、姉妹だからこそ許される感想だけど……。
『でもいいね、ラーメンぶっかけて帰ってきたとか、最高!』
「あのねぇ……最高じゃないよ、こちとら最悪だよ」
『あー、ごめんごめん』
謝りながらも、げらげら笑うお姉ちゃん。
電話越しでも聞こえるように「ハァ」と深くため息をついてやった。
『まっ、別れて正解でしょ。てかさ、むしろ昨日それ見つけてよかったじゃん? じゃなかったら、今日とか前日に他の女と浮気しといて沖縄バカンスしてたんだよ、そのサイテー浮気男は』