身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました
「ひとりで不安な気持ちでいろいろ抱えて過ごさせてたこと、謝っても謝りきれない。だからこれからは、それが全部埋められるようにそばにいて守るから」
「晴斗さん……」
涙を拭ってくれる晴斗さんの手にそっと触れる。
晴斗さんは掛けていた椅子から腰を上げ、ベッドの上の私を両手で包み込んだ。
「好きだよ、佑杏」
聞けるなんて思ってなかった晴斗さんの言葉。
気持ちを伝えてくれた彼に、自分の素直な想いを伝えたいと自然と口が開く。
「晴斗さん……私も、晴斗さんが好きです」
高鳴る鼓動の中そう伝えると、晴斗さんは黙って腕の力を強めた。
「これから、取り返していこう。ふたりにあるべきだった時間」
晴斗さんの優しさが体に溶けていくようだった。
点滴が繋がる腕で、広く温かい白衣の背中を抱き締め返した。