身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました
「だって、仕方ないことだけど恥ずかしいもんは恥ずかしいじゃん」
「大丈夫だよ、あちらだってドクターなんだから、そういうことだってわかってるんだし、気にしすぎ。可愛いなー、もう」
お姉ちゃんは点滴の速度を調整しながらくすくすと笑う。
「でも、良かった」
「え……?」
「佑杏が、幸せそうな顔見せてくれるようになって」
「お姉ちゃん……」
「張り切ってパパ役こなそうとしてたお姉ちゃんからしたら、佑杏を取られて残念な話なんだけどさ」
お姉ちゃんはそんなことを言って笑ってみせる。
「まぁ、万が一、帰ってきたくなったらいつでも歓迎するから。って、そんな心配もなさそうだけどね。あの時、関係ない私がどきっとしちゃったよ、成海先生のプロポーズ」
「プ、プロポーズなんかじゃ!」
「プロポーズ以外のなんなのよー。イケメンの外科医に求愛されるなんて、さすが私の自慢の妹よね」
「もうっ、お姉ちゃん!」