身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました


 冷やかすようなお姉ちゃんの様子に、急に恥ずかしくなって顔が熱くなる。

 確かに、あの時の晴斗さんの言ってくれた言葉の数々は、あとになって思い返しても胸がきゅんと痺れてしまう。

 お姉ちゃんに一部目撃されてしまったのは私としては恥ずかしいけど、晴斗さんはお姉ちゃんが居ようと全くお構いなしの様子だった。


「佑杏、幸せになってね。私も、できるだけそばで見守るし、協力するから。お姉ちゃんは、いつもあんたの味方だからね」


 にっと笑って、ベッド周りをチェックしたお姉ちゃんは「よし」と声を上げる。

 さらりと言われた言葉だけど、いつも寄り添ってくれるお姉ちゃんの優しさにぐっと胸が熱くなった。


「退院のお迎えは午後だって言ってたよね?」

「うん。二時くらいになりそうって」

「了解。じゃ、お昼終わった頃にまたくるから。もう少ししたらお産が始まりそうなんだ」


 お姉ちゃんは処置を終えると、「あとでね」と足早にカートを押して病室を出ていった。

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